『春の声』(はるのこえ、Frühlingsstimmen )作品410は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したワルツ。 1882年にヨハン・シュトラウス2世は、ピアニストであり親友でもあった当時71歳のフランツ・リストと即興演奏パーティで同席した時、余興でまとめ上げたといわれる。公開の初演時には、コロラトゥーラ・ソプラノ歌手のビアンカ・ビアンキのためにオーケストラ伴奏付きの歌曲として発表され、同年の3月1日にアン・デア・ウィーン劇場で行なわれ、大成功を収めた。当時ヨハン・シュトラウス2世も3度目の結婚で得た幸福感を味わっていたことが、曲名や曲想に反映されたという説もある。 今日では声楽なしのオーケストラによる短縮された演奏で行なわれているが、1987年のニューイヤーコンサートでは、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮とキャスリーン・バトルによる演奏が行なわれた。当コンサートにおいてゲストを招く演出は、現在までこの1度きりである。 日本では毎日放送系の長寿番組「皇室アルバム」のテーマ音楽として長らく親しまれ、東陽一監督、川上麻衣子、寺田農主演の映画「うれしはずかし物語」(全編シュトラウスの音楽を用い、物語にも若干「こうもり」を意識した面がある)の主題曲にも用いられている。
土曜日, 5月 05 198411.00 Uhr ウイーン ⁄ 楽友協会大ホール
Concert at the Musikverein Vienna
クルト・ ヴェス 指揮者
Programm ヨハン・ シュトラウス2世 : 喜歌劇「こうもり」序曲 ヨハン・ シュトラウス2世 : ポルカ /『歌い手の喜び』 op. 328 ヨーゼフ シュトラウス : ポルカ「憂いもなく」 op. 271 ヨハン・ シュトラウス2世 : 南国のバラ ワルツ op. 388 ヨハン・ シュトラウス2世 : トリッチ・トラッチ・ポルカ op. 214 ヨハン・ シュトラウス2世 : ワルツ「春の声」 op. 410 ヨハン・ シュトラウス2世 : ポルカ「雷鳴と電光」 op. 324 Pause ヨハン・ シュトラウス2世 : エジプト行進曲 op. 335 カール·マイケル ツィーラー : 喜歌劇『財務責任者』よりワルツ 「いらっしゃいませ」 op. 518 エドゥアルド・ シュトラウス1世 : ポルカ・シュネル「ブレーキをかけずに op. 238 ヨハン·ヨーゼフ シュトラウス : ピツィカート・ポルカ ヨハン・ シュトラウス2世 : 山賊のギャロップ op. 378 カレル コムザーク2世 : The girls of Baden / Walz op. 257 Zugabe ヨハン・ シュトラウス2世 : ワルツ「美しく青きドナウ op. 314 ヨハン・ シュトラウス2世 : 爆発ポルカ op. 43 ヨハン・ シュトラウス1世 : ラデツキー行進曲 op. 228
ウイーン ⁄ 楽友協会大ホール Musikvereinsplatz 1 1010 ウイーン オーストリア Website About the concert hall Travel Directions Show Map
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